オークフィールド八幡平 Official BLOG

岩手県八幡平市にあるサービス付き高齢者向け住宅「オークフィールド八幡平」の公式ブログです。

我とともに老いる山

「暦」(こよみ)という言葉は、「日読み」(かよみ)という言葉の音が変化したものらしいです。

それを考えると、「こよみ」という言葉の根にあるのは、暮らしとともに一日一日と日を数える、日めくりカレンダーのような感覚だと言えそうです。

長い歴史において人間の暮らしは、日が昇り、沈み、また昇るという繰り返しによって、移ろいゆく四季とともに営まれてきた、ということの証しとなる言葉だと思います。

つまり、じぶんの生と、自然・宇宙といった大いなるものとは、切り離されずに、ただひとつのものとして存在しているのだということを実体験として感じながら、人間は生きてきたのではないか。「自分」が「としをとる」ということは、その大きなものと「ともに」とる、という意味だったのではないか。

(だから、元旦に新たな一年を迎えることは、それはめでたいこと、ありがたいことだったのではないか。)

 

「エイジングケア」や「スマートエイジング」、「アンチエイジング」、さらに「アクティブシニア世代」など、「としをとる」ということの周辺にある近頃の言葉は、きらびやかであるぶん軽々しい、とも言えなくはないものばかりのように感じます。

それらの言葉が使われるようになってから、いよいよ忘れられるようになったのは、としをとる、つまり生きることに素直に驚く気持ちと、その不思議に対して「ありがとう」と感謝する気持ちなのではないか。

、、、などと思い巡らしたのは、ある方が「書き初め会」で書いた文に触れたからでした。

 

いにしえは

2041米ありし

ふるさとの山

我とともに

老いしか

今のすがたよ

 

この文章に出会って、目の前の景色がいつもと違って見えました。

(オークフィールド八幡平 鎌田)

 

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